建設会社での活用事例

新築移転や再編をともなう病院計画の初期段階から、 地域医療ニーズを可視化し、根拠ある方針策定を支援します。

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ランジェMAPは、大手建設会社様や設計事務所様でご利用頂いています

ランジェMAPを活用した新築移転病院の事例

案件概要

地域
人口約70,000人/高齢化率32%(将来推計は減少傾向)
医療機関
市立・公的・民間など計15病院が存在
課題
市立病院の老朽化に伴う新築移転にあたり、今後の医療ニーズを捉えた設計が必要

導入経緯

大手建設会社は計画の初期段階から介入し、長い事例では10年かけて計画します。

一級建築士/医療経営士2級 Y様は、ランジェMAPを用いて当該地域に必要な医療を分析しました。

  • 救急は公的病院、脳卒中・循環器は市立病院、分娩は公的病院、悪性腫瘍は15km離れた中核病院に依存
  • 高齢者医療は地域内の病院で分担。人口減少に伴い将来の推計患者数も減少し、全体の成長は期待しにくい
  • 現在の医療体制を全て維持することは困難と解析

その結果、新築移転を目指す市立病院に対しては病床数の縮小もしくは公的病院との合併を含む再編の議論が必要と提案。 客観データで地域病院の状況を把握できるため、提案に説得力が生まれました。

現在は市立病院と公的病院の合併が協議され、機能分担を維持しつつ高齢者医療に対応する新機能を加える計画へ方向転換中。

導入後

データに基づく再編提案で、計画が前向きに進んだ

導入前後の比較

導入前 導入後
現状踏襲前提の設計方針になりがち 将来患者数・機能分担を踏まえた設計方針に転換
病床規模の根拠が示しにくい 適正病床(縮小・再編)の根拠をデータで提示
関係者間の合意形成に時間を要する 市立×公的の合併・機能分担の具体的な方向性を提示し、合意形成が前進
地域の疾患・救急・分娩の分担が不透明 分担の可視化で役割整理、設計要件に反映

一級建築士が良く使う機能

  • 病院に必要な設備・スペース(例:ハイブリッド手術室、人工透析室、内視鏡センター)を把握
  • 災害拠点病院に対し、疾患・手術構成から無停電装置やエネルギー需要を協議
  • クリニックモール開発で届出情報を確認し、地域と差別化されたモール構成を設計

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